容疑者

「容疑者」って言葉を辞書で引いてみる。
『犯罪の容疑をもたれた者。法律では「被疑者」という。』
とのこと。
 
ついでに、「容疑」を辞書で引いてみると
『罪を犯したのではないかという疑い。嫌疑(けんぎ)。』
とのこと。
 
つまりは、「容疑者」ってのは、
「罪を犯したのではないかという疑いをもたれた者」
てなわけで、
「容疑者が捕まったという知らせを聞いて、
『犯人が捕まってホッとしている』というコメントをする」
ってのは、ちょっと違うのではと、思ったりします。
 
ついでに申しますと、
個人的には「容疑者」って言葉自体
「正しくない日本語」かとも思ったりもします。
正しくは、法律用語であるように
「被疑者(=疑いを掛けられたもの)」ってのが正しいのかなって、思います。
 
「容疑」+「者」=「容疑をかけられた人」
が、日本語的にアリなのであれば、
「傍観」+「者」=「傍観される人」
って、ことになりませんかね?
 
追記
「言葉」という新たなカテゴリーを作ってみました。
コンセプトは
 
「乱れた若者言葉に対してガミガミ言うオヤジ」
ではなく、
 
「さらにそのオヤジの揚げ足をとる、ひねくれたガキ」てな感じで、
現代に浸透しきった言葉の揚げ足をとっていければかと思います。
 
テーマは「誰にも褒められない」で。