深夜の馬鹿力「夏のタイムマシンコーナー」

中3の冬、
受験勉強で精神的にダメダメになっちゃって、
そうでなくても、誰からも理解されず、
誰にも心を開けなくなっている自分のところへ行って
こういってやりたい。

「よ、元気か?
 なんだよ、死んだような目しやがって。
 俺か? 俺は、7年後のお前だよ。
 信じられないって顔だな? まぁ、そうだろうな。
 俺だって、信じるか、信じないかでいったら、
 信じないほうだろうよ、たぶんな。
 
 んでさ、今日は言いたいことがあってここに来たんだ。
 まぁ、こう言っても無理なんかもしんねぇけどさ、
 もうちょっと気楽にいこうや。
 適当でいいんだよ、適当で。
 
 お前が今付き合ってる連中なんて、
 あと1年もしないうちに、
 『全く関係のないやつ』になっちまうんだからさ。
 だからさ、人の言うことなんて気にしないで、
 自分が思ったとおり、やりたいと思うように
 やりゃいいんだよ。
 そういう意味で、適当にってことでさ。
 
 好きなものを好きって言って、
 嫌いなものを嫌いって言ってさ。
 それで、とやかく言うやつらは、言わせておけばいいんだよ。
 そこらへんの、流行しか追えねぇやつなんて、
 どーせそのうち干からびて、
 ただのミイラになっちまうんだからさ。
 10年後も同じ音楽を好きとか言えるやつになろうぜ?
 
 あとさ、この後、お前、高校に行って、
 すげぇ楽しいやつ等と出会うんだ。
 高校でだけじゃなく、
 大学でも、それ以外の場所でもな。
 とにかく、今周りに居るやつらとは比べ物にならないほど、
 楽しいヤツらなんだ。
 だからさ、もうしばらく、無理でない範囲で、がんばれ。
 
 え? 高校受かるのかって?
 そりゃ、まぁな。
 ただ、どこかはいわねぇよ。楽しみ減るだろ?
 
 あ、そうそう、その代わりに、これだけは伝えとくよ。
 お前の今の夢、あんだろ?
 それなんだけどさ、結局、それっぽく叶うんだ。
 
 たださ、さらに付け加えておくと、
 紆余曲折あって、
 お前、高校時代に一度は違うもの目指すんだよ。
 しかも、その夢のための大学に行くんだ。
 
 だけどさ、結局叶うのは、中学んときに思ってたソレなんだ。
 なんか、不思議だろ? 俺が一番驚いてるよ。
 
 ま、大体こんなとこかな。
 俺もこの先どうなるかはわかんねぇもんでさ、
 今から、戦々恐々だったりもするんだけどな。
 昔の俺とも会えたことだし、まぁ、がんばるな。
 
 んじゃ、またな。
 また、いい知らせができるように、俺もがんばるから。じゃ。

長文ですね、どうにも。
元になっているものは、
タイトルと同名の歴代の馬鹿力のコーナーです。
ただ、本家では、もうちょっとアレな場面に
駆けつけたりはするのですが(笑)
 
一部、他の方には分からない部分などもあるかもしれませんが、
「中学生のときの自分にいいたいこと」
ってな感じで書いて見ました。